2017年07月09日

デイリリーの涙

いらっしゃい、お疲れ様。
どうぞくつろいでっておくれ。
随分とお待たせしたね。
今日から開けてるよ。



九州北部の豪雨では随分な被害が出ているようだね。
地域によっては未だ降水が止まないそうで空恐ろしい
亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、まだ孤立されてる方の早い救助を願うよ。

話は変わるがあたいの庭でミニトマトが実ってね。

2017.07.09デイリリーの涙1.jpg
ほぅら、ご覧の通りさ!!
良かったら抓まんでおくれ。

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デイリリーもこうして毎日花を付けてるよ。

2017.07.09デイリリーの涙3.jpg
それからあられを揚げたんだ。
揚げたてにお醤油味の素をさあっと一振り。
これが本当に旨いんだ♪
食事前で恐縮だけど、良かったらこちらもどうぞ。
さて、そろそろご注文を頂戴しようか。
あぃよ、冷やだね。
今日の献立は……。

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採れたて新鮮茹でトウモロコシだよ。
遠慮なくがぶーっとどうぞ。
あんたが食べてる間に話をしようか。
今夜の話題は愛犬のお話しだよ。
長くなるけど、良かったら聞いておくれ。

結論から述べると、6月の末にあたいの愛犬旅立っちまった……
最後は急に藻掻いて、でもそれっきり。
呼吸をしていない鼓動も感じない……
本当にそれっきりさ。
家人みんなしてわんわん泣いてねぇ。
あたいなんかそれから三日三晩は殆ど泣き通しだったよ。
先月のお話しやお返事で思わせぶりだったのは、あの時はまだ生きていて、回復する信じてたからさ。
でも、思えば予兆はあったんだ。

三月ほど前……つまり4月のこと。
愛犬の後ろ足が突然立たなくなった。
兎に角力が入らないようで、愛犬も混乱してたね。
何せ歩けないんじゃ満足に排泄も出来ないだろ?
あたいも酷く心配してね……。
慌ててホームセンターに駆け込んで、人が吊って補助できるタイプの後ろ腰用のハーネスを買ったんだ。
愛犬雑誌じゃそういうのが売って無くて自作したっていう話も良く見たけど、ペットを飼う方が増えたからか今じゃ普通に売ってたのがありがたいよ。
担当の店員さんも良くしてくれたっけ。
都合で前後したけど、罹り付けのお医者様が処方して下さったステロイド(神経の炎症を抑える薬)のお蔭で、多少ふらついても歩けるようになった
あの時は随分と安堵したね。
ただ、お医者様にはお散歩も控えた方がいいと釘を刺されてしまったっけ。

念の為4年前にお世話になった高度医療センターさんでも診て頂いたら、原因はその時にも問題になった『首のヘルニアだった。
激しい首の上下動が原因だから、スロープを付けたりして段差を乗り越えさせないようには気を付けてたんだけど、レントゲンを見たら首の骨に“ブリッジ”といって橋渡しめいた余計な骨がかなり発達したりしちまってたね。
一方で、血液検査の結果は年齢に対して凄く健康的な数値だと褒められたっけ。(笑)
あたいはステロイドというと“ムキムキマッチョに成れるけど反動が怖い薬”ってイメージだったんだけど、センターのお医者先生曰く、“どんな薬も処方次第”だそうで、ステロイドは腎臓や膵臓が悪いと使えないんだけど、愛犬はその辺りは健康だから使えたって話だったねぇ。
ついでに色々質問や相談をさせて貰って、食欲が減退してる時は鶏ささみがいいとか、その茹で汁を製氷皿で冷凍して置くと便利だと教わった。
あぁ、食餌量は朝昼晩なるたけ70gにはしていたよ。
あたいも一所懸命あげたし、あの子も一所懸命に食べてくれたね。

次の変調が起こったのが二月前のことだ。
愛犬がまたしても誤嚥した。
あの独特のぜいぜいという呼吸音を聞き違えることはないからね。
ご飯はきっちり食後15分、いやさそれ以上の20分は抱っこしてたし吐いた跡はなかったから、恐らくは唾か何かか……。
生憎と罹り付けのお医者様がお休みで、センターさんに連絡を取って当日の内に診て貰った。
病名は一度きりにしてやりたかった、あの『誤嚥性肺炎』。
4年ぶりに酸素室に入れられては仕舞ったけれど、不幸中の幸いにしてあたいには4年前にはなかった知識があったから、発症後の処置が良かったこと、直ぐに担ぎ込んだこともあって、ほんの数日の入院で退院出来た
ただ、この時にセンターのお医者様が「愛犬を早く迎えてあげて下さい」と仰ったのは、愛犬余命が長くない事を感じてたからかも知れない。
罹り付けのお医者様も、4月の時点で徐々に弱って行くことは伝えて下さってたからね……。

二度めの誤嚥性肺炎は呆気なく乗り越えたのに、それとは別の不調が目に見えだしたのはこの頃だったか、それとも4月からだったか……。
滅多に吠えなかった子が食餌中、わんっ、わんっと断続的に吠えたりお庭を歩くにしても、ぐるぐるぐるぐると反時計回りに延々歩き回ったり行き止まりに突っ込んで二進も三進も行かなくなっちまうなどの奇行が見られるようになった。

あの時は老衰による痴呆かと思ってたけど、今にして思えば水頭症が進行してたんだね。
愛犬が嫌がるからといっても、効き目があるとはっきり判らなくても、朝晩25ccじゃなくて30ccあげてりゃ良かったよ……。
いや、後の祭りだね。
そもそも二度めの誤嚥性肺炎を切っ掛けに食が極めて細くなっちまって食べるのがやっとでイソバイドはまるで受け付けてくれなくなったから、センターのお医者様と相談して投与を中止したんだったっけ。

そして先月。
ステロイドは服用しているのに、更に症状は進んで、歩行が困難になった。
手足の甲を下にして地面に着けても直ぐに戻すのが正常なんだけど、これがますます鈍くなって、それどころか歩行中に手の甲を下に着いてしまう事すらあった。

最後の一週間。
殆ど寝たきりだったんだけど、それでも大小の排便は自力でしたかったようで、足が上がらなくなってからは女の子スタイルでしゃがみ込んででも、極力自力でしていたね。
あたいが手伝ったのは、最後の二度のうんちとほんの数回のおしっこだけ。
それも身体を支えてやった位で、お漏らしだって食餌が長引いた末に抱かれたまま我慢できずに仕方なくってのが僅か一度か二度だけだったさ。
もっと甘えてくれても良かったのに、本当に自立心の強い子だったよ……。

療法食は加水せずそのまま、小さな賽子くらいにスプーンで刻んで、処方されていた数種の薬を埋め込んだりして食べさせてたよ。
幾ら目薬を付けてやっても目もあまり見えないし、自力じゃもう体を支えられないからお腹に手を差し入れて下から支えてやって、正面にご飯お豆腐を持って行くと、首を横に捻って一所懸命に食べてくれた

食は本当に細くなっちまってたけど、亡くなる当日…だって、すんっ、ぎりぎりまで食べてくれたんだよ……
いや、すまない、、、ね

ふぅ……。
伝手を頼って、息を引き取った翌日には葬儀の段取りを整えた。
翌々日には立派なお葬式を挙げて、バスケットに眠ったあの子を横たえて、その周りに色とりどりのお花を敷き詰めた。
あの子に書いた手紙を朗読して、腕の間に抱くように手挟んだ。
ラジカセだけど、お経もあげて貰ったんだよ?

それから単独で焼いて貰って……。
副葬品には、あっちで困らない様にと療法食をたっぷり1缶ぶんに、お豆腐も丸々1丁。
あの子も気に入ってたお洋服も2着。
最後に、飲み物にも困らないようにと、唇を軽く湿して、あの子の姿は炉の中に消えていった……
そのままじゃ何れ腐っちまうと分かっていても、もう二度とこの姿を見られないと思うとまた止め処なく涙が溢れて仕方なかったっけ。

でもね、最後に幾つか、あの子は贈り物をくれたんだ。
病変があると、骨って黒くなっちまうそうなんだけど、其れが殆どない綺麗な白い骨だった
病院の先生方が、懸命に治療して下さった結果だよ。
尻尾の骨も、全部で17本かな?
断面が星形の奴が、本当に小さな先っぽまでちゃんと揃ってた
後ろ足の膝の皿だとか、爪の付け根だとか、業者さんがいっぱい説明してくれて、お蔭で悲しみが随分と和らいだっけ。
も綺麗な状態で残ってた。
あたいがあの子の歯磨きを始めたのは4年前の誤嚥性肺炎を患ってから。
既に黄ばんで歯垢は付いちまってたけど、それでも磨いてきたからちゃんと残った、無駄じゃなかった
毎日お散歩に連れて行ったから、骨も立派だった
そういえば、亡くなる直前にたっぷりとおしっこをしたものだから、焼いた後うんちは少し残ってたけど、焼く前の遺体からはおしっこは全然出なかったし、体調不良で2ヶ月以上も美容室に行ってなかったのに、焼く寸前まで毛もさらさらのふわふわだったっけ。

それでお骨を拾って、壺に納めて、お寺さんへ。
共同だけど、永代供養墓(えいたいくようぼ)っていうずっと拝んで貰える所に、納めて貰うんだ。
モダンなお墓ってのを初めて見たけど驚いたね。
線香に火を付けるガスバーナーが内蔵されたポールが立ってたり、綺麗な大型のトイレは幾つもあるし、昔ながらの家々個々のお墓もあれば、人間もペット同様、永代供養の共同のお墓まであるじゃないか。
この島国が狭いのは勿論だし、広大なはずのアメリカでさえ、実際に見たアーリントン墓地ではその無個性さに驚かされたけれど、お墓にする土地だって余裕があるわけじゃない。
今はそういう時代なんだね……。

ま、でも愛犬は人並みに拝んで貰えるんだから良しとしないとね。
供養の段取りも済んで、お役所に死亡届を出して、お世話になった美容室とお医者様にもお礼を伝えに行ったら、罹り付けのお医者様はわざわざ時間を取って下さってね。
経緯をお話したら、水頭症が進んでいたんでしょうって。
だから、あたいのせいじゃないよ、とそれとなく伝えてくれた。
先生は我慢してたけど、看護婦さんは涙を流してくれてさ。
残ったお薬を引き取って下さったり、後日お花を頂いたりしたよ。
愛犬の部屋も少し片付けて、愛犬の飛び切りの笑顔凛々しい顔写真をその頂いたお花と一緒に飾ってるんだ。

当たり前にしてた、あの子の世話が無くなってしまってぽっかり胸に穴が開いた様だけど、今は朝晩に、愛犬の部屋に行ってその日にすることや、あったことを色々お話するのが日課だよ。
あたいたちが『当たり前の日常』って思ってるそれは、実は“当たり前じゃあない奇跡の様な賜物なんだね……。

ん? ところで痩せたんじゃないかって?
うん、そうだね……5kgは落ちた。
まぁ、腰痛もあるし、これ位がちょうどいいのかも知れない。
ストレッチのお蔭で腹筋もちょっとは付いたんだよ?(笑)
おっとっと、話が逸れちまった。
ま、そんなわけさ。

今は隔々日でも難しいんだけど定期的にはやりたいから、お得意様を見習って週一くらいの更新を目指すよ。
それで徐々にペースを上げられたらいいけど、あんまり先のことを云うと鬼に笑われちまうからね、程々にするさ……。(苦笑)
随分ご迷惑を掛けちまったけど、あんたさえよければ、改めて、よろしくお付き合い頂ければ幸いだ。
それじゃ、あんたの日常潤いますように。
今夜もダイアロスのの下であんたと一献!!
ラベル:日記 ペット
posted by りか at 23:54| Comment(6) | 愛犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
更新が滞っていたようなので、もしやと思っていましたが…お悔やみ申し上げます

自分も実家でチャボやウズラを飼っていましたが
主のいなくなった鳥小屋は寂しいものでした

この先、暑さが続くようなので、ご自身の健康も大事にしてくださいね
Posted by 半額弁当 at 2017年07月10日 21:38
> 半額弁当さん

愛犬のことを気にかけて下さってありがとう。

生き物を飼う以上いずれ訪れると、理解はしていても到底割り切れるもんじゃないねぇ……。
仰る通り、物凄く寂しいんだ……。
当たり前に、お互いが見て、触れて、感じていたあの子がこれほどまでに大きな存在だったと、主なき寝床の虚ろに、世話に行かなきゃと思ってももう必要ないのだと気付く度に、話しかけても返事なく静かに微笑む写真に、改めて気付かされるんだ。
半額弁当さんも、きっとその子らが旅立たれて、同じ想いをなさったんだね……。

そうだね、朝も晩もなく看病し続けてたら、あたいのことはすっかりと投げっ放しだったから、これからはもっと体調に気を使わなきゃいけないね。
でないと、きっとあの子にも心配されちまうよ。(苦笑)
お心遣いに重ねて感謝するよ、ありがとう。

これから大暑に向けて、更に熱や陽射しの厳しい日が来るだろうから、半額弁当さんもどうぞご自愛しておくれ。
Posted by りか at 2017年07月11日 01:34
そんなことがあったなんて・・・
つらかったですね。

わんちゃんのご冥福をお祈りします。

うちもずっと生き物をたくさん飼っていて
何匹も看取ってきましたが
いつもいつも
もっとこうしていたら良かったんじゃないか
もっと長生きさせてやれたんじゃないか
って思います。

でも
私が先に死んで取り残されるほうがきっと彼らにとってとても辛い事だから
最後までそばにいて看取ってあげられてよかった。
泣くのがペットじゃなく私でよかった
といつも思うようにしています。

今はいっぱい泣いて
いつか虹の橋できっとまた会えます
Posted by ちょび at 2017年07月13日 08:29
> ちょびさん

うん……辛かったよ。
正直、これ程辛いとは思わなかった。

愛犬の道行きをお祈りして下さってありがとう。

そうかい、ちょびさんはこんな辛い思いを何度もされてたのかい……。
もっとああしたら良かったんじゃないか、こうならもっと生きてくれたんじゃないかって後悔は本当に尽きないね。
愛犬を亡くして早2週間が過ぎたのに、それでも思うよ……。

あたいは、最後の数日のお世話の間、『あたいの命を全部捧げればあの子が生きてくれるのなら、あたいの命なんて惜しくない。一分一秒でも長く生きて欲しい』って思ったけど、若しあたいが本当に先に逝っちまったら、きっとあの子も辛かっただろうし苦労をさせたかも知れない。
そう思えば、仰る通り最後の最後までお世話して、それで取り残されて泣くのがあの子じゃなくて良かったのかも知れないね……。

うん、また泣いちまったよ。
いいや、泣き笑いかな?
ふふ、おかしいね。。。
あの子と虹の橋で会えるまで、その日まではあたいも精一杯生きようと思うよ。
ありがとう。
Posted by りか at 2017年07月14日 00:19
自分も昔飼っていた猫のことを思い出して久しぶりに涙が出ました。

りかさんがそこまで愛してたこと、きっとわんちゃんにも伝わって、
もう少し一緒にいたいなとは思ったかもしれませんが、幸せな気持ちで旅立てたんじゃないかなと思います。

わんちゃんのご冥福と、いつかまた、
りかさんとわんちゃんが幸せに再会できることを祈ります。
Posted by らい at 2017年07月15日 18:08
> らいさん

そうかい、猫ちゃんを飼ってらしたんだね。
きっとらいさんもその子をとても愛してらしたし、また愛されてたんだろう。

そうだね、一所懸命に生きてくれた。
幾度も危うい所を乗り越えてくれたと思うよ。

ありがとう。
あたいもそう願ってるよ。

らいさんも猫ちゃんと幸せに再会できるよう、あたいからも祈らせておくれ。
Posted by りか at 2017年07月15日 20:49
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