2016年11月29日

蛮王死すべし

オジャマシマス
ドーモ、イラッシャイマセ
強化カーボンフスマを開けると、オイランめいてPVC納涼ユカタを着た女が奥の調理場から奥ゆかしくオジギした。



ここはネオビスクの裏寂れた呑み屋街−サケノミ・ディストリクト−の外れにある一軒の居酒屋だ。
重金属酸性雨を降らせるどす黒い雲のせいで昼なお暗い街には額に勝負の一巻きを着けたヨタモノが漂い、黄色といった色とりどりのネオンがさざめいている。
アンタイセイ!!
「ちょとやめないかもに」
不意に叫んだニューター泥酔サラリマンが背の低いエルモニーの同僚にたしなめられたが、彼は尚も悪罵を続けた。
「いいですか?イーノスイルミナも統治力なんかないんですよ。先だっては女王が魔王イーゴの魔物に取り込まれたお陰でネオビスクの信用は失墜、警備を孫請していた我が社の株価が50%も落ちました」
「それは初耳です。ケジメもにか?それともムラハチもにか?」
同僚が訊ねる。
ケジメとは自らの指を詰めることで、ムラハチとは陰湿な社会的リンチのことだ。
「それどころじゃない、このままではセプクだ。わたしはエルガディン共和国(リパブリック)に亡命します。アクセルのバカ!!
バカハドッチダー!!
アイエエエ!?
アナヤ!! やって来たのはネオビスク軍下部で治安維持を担当する武閃崩れのガード・マッポだ!
その全員がスモトリめいて屈強なパンデモスで構成されている。
「デンチュウニゴザル!」
「クチゴタエスルナー!」
ガード・マッポは悲鳴を上げて制止する泥酔サラリマンをライトトンファーで右パウンド!
ヤメテ!!アバーッ!!
インガオホー!ウカツを働いた者は、直ぐさまガード・マッポ達に囲まれ棒で叩かれた。
しかし同僚サラリマンは見て見ぬふり!!
「ドーモ、善良なサラリマンです。わたしは偶然ここに来て呑んでいますもに」
胡乱な眼差しでくちゃくちゃとガムを噛みながら事情聴取を行うガード・マッポに彼はそう答えた。
欺瞞!ビズだけの冷めた関係なのだ…!!
おお、これぞマッポー・カリプスめいたネオビスク負の側面か…!!
関わらない方が身のためだろう。
そそくさと店内に入りしめやかにフスマを閉める。

「オツカレサマドスエ。何になさいますか?」
迎え出た女は結ったぬばたまの黒髪に白く細いうなじ、目尻の少し垂れた目、薄くをさした唇。
何より特徴的な長い耳が、彼女がコグニートであると雄弁に物語っている。
サケをホットで
ハイヨロコンデー!!
そう応えて奥に引っ込む。

2016.11.29蛮王死すべし1.jpg
再び出てきた彼女は盆に料理と湯気の立つサケを載せてやってきた。
「これは?」

2016.11.29蛮王死すべし2.jpg
柚子のはちみつ和えおでんです。カラシはお好みで付けて下さいな」
芳醇なコブ・ダシの匂いが鼻をくすぐる。
「シツレイシマスドスエ」
「いいんですか?」
「いいんですよ」
「オットット……」
差し出されたオチョコを奥ゆかしく一度辞退してから受け取ると、ウォームド・サケの入ったセラミック・お銚子を傾ける彼女に訊ねた。
「最近どうですか?」
「各地に『魔法少女』が現れたとか。それでを集めて彼女らに渡すと、何か貰えるそうです」
「あぁ、語尾にぽんを付ける白黒マスコットが中央アルター前に居ましたね。ファ、とか言いましたか……」
「そのお陰でカオスエイジ大盛況だったとか……」
良いビズですね」
「ええ、でも……」
急に彼女が言い淀む。
「何か問題ですか?」
「実は増えすぎたとかで今度は魔法少女たちをスレイして回っているとか…」
女将はぶるりと震えた
「コワイですね」
「コワイです」
重金属酸性雨に濡れるバイオスズメめいて囁き合う。
シュヴィーナは無事だと良いですね」
「ええ……」
悲しげな表情になった二人は魔法少女らの安全をブッダに祈るとオチョコを空けたのだった。

「ザ・ロンゲスト・デイ・オブ・サベージキング#3」終わり

「サベージスレイヤー・ネヴァーダイズ#1」に続かない

(※ この物語はフィクションです。実在の団体、及び『Master of Epic』に登場する団体とは関係ありません。)

**********

さて、いきなり小説『ニンジャスレイヤー』風に始めさせて貰ったけどびっくりさせちまったかい?
若しそうならすまなかった
魔法少女育成計画』とやらのコラボも好評のうちに最終日を迎えたね。
あたいも幾つかコラボ品を買い求めたりしたんだけど、品物については後日に譲るとしてイベントの話しをしようか。

物語中に出てくる人に親切にすると貰える『』をコラボクエストでも取り入れたのは上手かったね。
お蔭で何度かテコ入れしても人口が振るわなかったカオスエイジ数倍に膨れ上がってあっという間にボスを倒せたそうじゃないか。

2016.11.29蛮王死すべし3.jpg
しかも、こうしてクエストが仕込まれてるNPCに近づくと自然と台詞が浮き上がってそれとなく知らせる仕組みに、安易なBotへの対策として単一のクエストは繰り返せない仕様
ちゃんと中身が入ってりゃ、2つのクエストを交互にやれば済むことだからね。
原作の小説やアニメをあたいは良く知らないんだけど、結構原作ファンの方もいらしたようだね。(笑)

2016.11.29蛮王死すべし4.jpg
身内のファンの方に聞くには、原作では50余名もの“魔法少女”が登場するらしいんだけど、それに因んでダイアロス独自の“魔法少女(?)”を各地に配置。
投票を促す形で彼らを選抜して、次のイベントへの筋道を付けるという塩梅だ。
至れり尽くせりで非難なんか思い浮かばないよ。
これだけ褒めたんならさぞかしイベントを楽しんだんだろうと思われそうだけど、実はあたいは実装から僅か3日で飽きちまった口でね。(苦笑)
いやいや、仕組みとか本当に良く出来てたと思うんだけど、原作への興味が薄くて通常業務に勤しんでたものだから、自然とそうなっちまったのさ。
じゃあ全く楽しめなかったのかと云うと話は違ってね。

2016.11.29蛮王死すべし5.jpg
先にお話ししたとおり、コラボ品の装備で身内とお洒落も楽しんだし、貴重な限定テクニックも格安で譲って頂いた。
何より、各種レイドが活発になったろ?
あたいは普段レイドとかにも余り参加しない無精者だから、終わってない銀行枠拡張クエストが沢山あるのさ。
で、最終的にみんなが的を絞って一番効率が良いとなったのが“サベキン”ことサベージキング
イプス峡谷の北の果てに居る蛮人の王だね。
彼もまた枠拡張クエストの対象になってる1人だってんで、あたいもそれに乗っからせて貰ったのさね。(笑)
ええっと、ひのふの……ざっと6人くらいやったかねぇ?
残ってた全員が終わらせられてもう大満足だよ。(

その贄となったサベージキングはもう可哀想なくらいでね。
最強ペットと名高いミニチュアチェインバーを始め、150Lvと思しきユニコーンやらナイトメアやらの高Lvペット使いのペットシッターさんが主火力。
そりゃもう、リポップする間もなく溶ける溶ける
当然、周りのナイトらも含めてね。

2016.11.29蛮王死すべし6.jpg
必殺の大火力特技、EoW(エンド・オブ・ザ・ワールド)を構えるも、発動前に一矢も報いることなく往生
あたいもそうだったけど生産職も居るものでちらほら血煙を見る場面はあったけど、それもサベキンが斃れてる横でリザレクション復帰。
そんな様を見たものだから、このサブタイトルが浮かんだ、という訳さ。
ご納得頂けたかい?

次回のコラボも今回みたいな仕組みで、既存NPCやそのクエストも絡めてやってもらえると有難いね。(笑)
余り先のことを言うと鬼が笑うかな?
それじゃ、あんたの日常が潤いますように。
今夜もダイアロスの月の下であんたと一献!!
posted by りか at 00:51| Comment(2) | Master of Epic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダイアロスは重金属酸性雨が屋根を貫通したり
下忍を殺してオイナリ=サンを奪い取るマッポー世界でしたね!

アンジェ・プリミュラカワイイヤッター!
Posted by 半額弁当 at 2016年11月30日 00:23
> 半額弁当さん

ドーモ、半額弁当=サン。
お返事が遅くなってすまなかったね。
あぁ、屋根を貫通して滴る雨は重金属酸性雨だしお稲荷さんももいでるっけね。(笑)

双子モニコカワイイヤッター!
……と言ってるのは伯爵な気がするよw
Posted by りか at 2016年12月01日 00:12
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